恐れていたことが起こった
同棲で最も忘れてはならない 他人であるということを 人間はたった3ヶ月で忘れてしまうのか
言葉使いどころか態度も感覚も もうすっかり他人に向けるものではなくなっていた 悲しいくらいの速度で幸せな写真が過去になってゆく
母親は打ち上げ花火の如く 凄まじいスピードで怒り狂い 私たち姉妹を突き放した
嫌でも顔を合わせなくてはならなかった時との違いは やろうと思えばいつでも他人になれるということ
躾のフリをして自分の怒りを気分のままにぶつける様を いつまでもうまく対処はできない 遠ざかる家族に申し訳なさが募る 嫌でも帰る家が同じであれば 大爆発を起こしても否が応でも時間と共に鎮火した
2月、勝負の時 この局面、どちらも負けたら未来はない