お子様ランチ

着の身着のまま木の実ナナ

さよならの少し前

何度も何度も考えて 向き合うことから逃げて 逃げきれなくて悲しくなって そんなことを繰り返す日々の中で ようやく自分の形が見えてきた 本来の自分のペースを思い出してきた

一緒にいた日々は素晴らしい毎日だったと思う 毎日楽しくて幸せだった 一緒にいられればなんでもよかった

全部あなたが悪かったとは今となっては思わない いつの間にかお互いに甘えていたし 甘えていたから言えないこともあった 私があなたの優しさに付け入って、生活や2人の関係をサボっている自覚もあった

いまだにあなたとの日々を思い出しては 悲しくなったりあったかい気持ちになったりする とてつもない嫌悪感に襲われたり、とてつもなくあの日々に戻りたいと思ったりする

だけど、浮気相手とのやり取りを見てしまったあの時に 私の中の何かが死んでしまった 見て見ぬふりをしても、ちょっとずつ私のガンは広がっていって いつか身体が全部動かなくなるんじゃないかと思う

思い出しても気色が悪い この嫌悪感だけは消えない

もう好きじゃない 100%そうじゃないけれど、確実にもうあの頃には戻れない 信用できなくなった人を自分の意思で信じ続けるほどあなたへの気持ちがもう私に残っていないんだと思う

私よりもっといい人がいるなんて全く思わない 私以上にあなたを理解できる人なんていない でも誰と生きていくかは自由だから

ありがとう、さようなら