お子様ランチ

着の身着のまま木の実ナナ

WALKMAN

20230211 WEAVER LAST LIVE @LINE CUBE 渋谷

高校生の頃、オレンジ色のウォークマンを持っていた イヤフォンもオレンジ色 どこに行くにも必ず持っていて なるべく音楽を聴いていた 今日はどの曲を聴こうか どのアーティストの曲を聴こうか カチカチ選んでから自転車に乗っていた あの時間が好きだった

川口春奈ちゃんがヘッドホンして踊るCMやけに眩しく見えて、刺さってしまった 1番ライブに行ったバンドはWEAVERだと思う スマホの辞書登録WEAVERはまだ健在で 杉くんがお金がなくてシンセサイザーが買えないって書いてたブログまだあるのかな 

何度生まれ変わっても 手を繋ぎたいだけの愛だから

何度聴いても鳥肌が立つ 何万回聴いたんだろう

心の中に誰にも見せない部屋があったとして その部屋の床はWEAVERでできていると思う 過去の思い出が全て本になっていたら 1番輝く本を開くとWEAVERの曲がかかると思う

WEAVERへの気持ちは恋じゃないけど あの当時の私ができる最大限の愛だったと思う 集めたCDやサインはまだ実家に飾ってある

ラストライブ東京で最後の力を振り絞って燦々と輝くようなステージを見て チャットモンチーの完結ライブを思い出した 最後のロックチューンをたたみかける彼女たちのように 今日の3人は燃え尽きるように、燃やし尽くすように演奏していた

いつの日か、WEAVERが好きだということを他人に話しづらくなった WEAVERの活躍云々ではなく、単に私の中でWEAVERが心の部屋の大部分を占めるようになり 好きだと教えることが まるで心の部屋を開放するようで 恥ずかしくて言えなくなってしまった 同時にライブからも自動的に足が遠のいた

なんて繊細な人なんだろう 杉本雄治という天才はいつのまにか考えてきたトーク内容を処理するかのごとく話しているようにも見えた 紡がれる言葉の美しさはまるで拗らせすぎた内面の裏返しのようで 自分を見ているようだった

最後の最後まで少しでも歌詞を間違えたらやり直す姿勢に なんて不器用な人たちなんだろうと思った 解散について悔しさありつつ向き合っている姿に 信頼できる人たちだと思った

世界で一番きれいな景色は 世界で一番のあなたのいるここだよ

エモーショナルな気持ちになって 人生とかいう大仰なタイトルのプレイリストを作ってしまった

べーちゃんの四半世紀誕生祭ライブ もう10年前なんだね

ありがとうWEAVER

本当におつかれさまでした

WEAVER