お子様ランチ

着の身着のまま木の実ナナ

祝儀と香典

ご祝儀とご香典で今日の整体が無料になった

怪物は素晴らしい映画だった、小説も買った 後からジワジワと迫ってくる苦しさ、登場人物のセリフ一つ一つに背景を感じて想像してしまう面白さ

長谷川町子サザエさんにそっくりだった、サザエさんは自伝だった

岡本太郎に感化されて自分たちが思う面白さを追求するオードリー若林

自分が楽しいことや、自分の経験で創作して仕事になることの素晴らしさを感じた

久しぶりの実家ではやりたいことが湧いてきた

気がついたら人に羨ましがられる年齢ではなくなっていた

あと5日で人生変わる意識はない

晩年のワセリンを塗ってあげた感触を思い出す

大人のときめきは自分で生産して自分で消費しないといけない

自分の思考で自分の世界を狭めている 大人になればなるほど世界が狭まっていく

思考がぐちゃぐちゃで最近よく眠れない 相変わらず過去のことばかり

春も梅雨も苦手 夏に向かって食欲がなくなってきた 早く秋にならないかな

睡魔

骨壷を抱えて歩く 骨壷を抱えて電車に乗る 骨壷を抱えて飛行機に乗る

仕事で疲弊して使い物にならなくなった頭で 日々の睡眠不足を引きずって いなくなった人の骨を大事に抱える

この重たさに泣いたってなんの意味もない ただのモノでしかない 分かっているはずなのにどうしてこんなに悲しいのでしょう 家から連れ出したくないような、故郷に連れてってあげたいような、なんの思いをなくただ重さを感じるだけのような

いなくなった人に思いを馳せても何にもならない 生きている人間は極力、生きている人間に目を向けなければならない いなくなった人に人生を振り回されてはならない

どうして人は睡眠が必要なんだろう どうせいつかいなくなるなら、その時までずっと起きていられたらいいのに 眠っている人といなくなった人にどんな違いがあるのだろう 肉体の有無という目に見える違い以外は変わらなくない?

いなくなるのって、いないことがずっと続くことです いなくなる前よりずっと、そばにいるんです

会えなくても離れてない人はいるの

READY

2023.3.21

おじいちゃんの葬儀が終わった 家族みんなの手紙と思い出の写真、あったかいパジャマと一緒に、 骨になったおじいちゃんは、中身がスカスカで小さかった 頭も原型全くわからなくて 喉仏だってわからなかった

玄関からすでに漂っていた ほのかなガンの匂い きっとあの匂いがし始めた頃から覚悟はしていたはずなのに すっかりお線香の匂いが全て消し去ってしまった

3/14はホワイトデーであり、東京の桜の開花宣言がされた日だった 今年はお花見はできそうにない 元々好きじゃないけど

当たり前にいた人がいなくなること 一緒に生活する中で自然と溶け込む人 私の、誰かの血となり肉となり永遠に一緒にいること

大豆田とわ子のかごめちゃんが教えてくれたこと

人生何周もできるという空想の中で 誰かを失った悲しみを軽減したっていいこと

ブラッシュアップライフとフワちゃんが教えてくれたこと

28ならお前もそろそろだよ、 そこ乗り越えないで永遠に同じステージで遊ぶつもりか?

人生にはお前専用の試練が必ず訪れる。 でもそれは大人になるための危機でチャンスだ。

グッとくる瞬間を逃すな。 腹にくる瞬間から逃げるな。

(鳥飼茜 サターンリターン)

結婚、海外赴任、異動、死 たくさんある試練の中で、私は何を掴めるでしょうか

死んで骨だけ 初七日も四十九日もお線香もお供物も運命の門も 残された人間にだけあるもの

生きてる人間と死んでる人間 生きてる方がおかしいのかもしれない

どんな顔して死ねるかな

死ぬのガチ嫌派

フワちゃんのANN聴いてウルッとしてしまった 地元、年齢、おじいちゃんのタイミング...ほんとに他人と思えない人なんだよな 普段の言動含めて 私も死ぬのガチ嫌派、ガチ嫌派で居続けられるメンタルでいたい

フワちゃんのオールナイトニッポン0(ZERO) | ニッポン放送 http://radiko.jp/share/?t=20230314030000&sid=LFR

わたしのおじいちゃんはとても繊細な人で 私が実家を出ると伝えると泣いてしまった キャリーケースを持って車で駅まで送ってくれた その時おばあちゃんに「あなたはあなたの人生をね」 って言われて、嬉しくなくて電車で泣いた

今思えば、電車で泣いたのはあの日以来だった

おじいちゃんの誕生日、どうしていつももっとお祝いしてあげなかったんだろう 米寿や卒寿をお祝いしてあげなかったんだろう

プレゼントは何をあげても喜んではくれなかったけど、 誕生日おめでとうって言われたかどうかはちゃんと覚えてる人だった

精神的な不調がある人で 死ぬことを怖がっていたり、死にたがったりしていた 誰よりも家族みんなが好きな人だった 夫となる人に自分の服をプレゼントしていた時にはさすがに驚いたけど

どうしてもっと美味しいものを食べさせてあげなかったんだろう どうしてもっと話をしなかったんだろう ゴルフもっとちゃんと聞いとけばよかった

こんなありきたりな後悔、何にもならないのにね

おやすみ

2023.03.14

今までの人生で一番長く感じた日だった

まだ受け止めきれなくて 何から書き残していいか分からない

どうして日曜日ちゃんと挨拶しないで帰っちゃったのかな そもそもなんで帰っちゃったのかな なんで家で最後を一緒に迎えさせてあげられなかったんだろう

モルヒネを使い始めてからまだ2.3週間しか経っていないのに じっちはすっかり痩せ細ってしまっていた ばぁばは介護に疲れ果ててしまっていた

お家での最後を望んでいたのに 入院をさせてしまったこと 後悔しかないのは確かだけど ばぁばが泣きながら介護する姿を見て 入院を止められなかった

2日前、あんなに暖かかった手は 私の手を握り返して離さなかった 何日も食べずに、言葉を発することもできなくなって ずっと眠っていたけど、時々起きて私の顔を見ては 「あぁお前か」と言わんばかりの表情で 暖かい瞳で私を見つめて頷いていた いつもの眼差しだったから、きっと意識はしっかりあるんだと思った もうすぐかもしれないという思いと向き合えなくて まだ大丈夫、入院したら良くなると自分に言い聞かせてしまった

もう一度握った時だってまだほんのり暖かかった

火曜日、朝イチに介護タクシーが迎えに来て入院する予定だった 会社で会議中に電話がかかってきていた 気が付かなかった ママからのLINEを見て、自分の体の重量が急に重くなるような 心臓が止まって体が冷たく重くなるのを感じた

気が動転して先輩たちに変なことを口走ってしまった 走って走って 夫となる人に連絡して 走って走って 息が切れて走れなくなって、自分が生きていることを知る もう家族が生きていないかもしれないことを考えて泣く 泣いて自分が生きていることを知る

そこから病院までの電車がなんと長く感じたことか タクシーも断られ、四ツ谷からの中央線 よりによって快速電車、泣きながら 隣の席のサラリーマンはわざわざ一つ隣に離れて座った 一駅一駅が永遠より長かった

病院でドラマみたいに心拍0になった機械を見て 明らかに動かなくなったじっちを見た 後悔が募る 2日前に戻れたら どうして、どうして 抱き寄せた肩は痩せ細り、骨張っていた まだ少し暖かかった 2日前と同じように手を握った まだ少し暖かかった

霊柩車を見送って 平日の昼間、空高くよく晴れた青空 時間がゆっくり流れていた

帰りのタクシーでばぁばが あぁ疲れたと漏らした 場違いに陽気な運転手が今日はホワイトデーだからとチョコをくれた テンションを合わせて明るく感謝を述べることで正気を保った

あぁ なんて人間は脆く儚いのだろう こんなにあっけなく死んでしまうのに どうして90年も生きられるのだろう

眠っているような、今にも起きてきそうな表情なのに 明らかに魂がそこに宿っていないことを感じる 幽霊や心霊現象、四十九日まで魂が現世に留まるといった類いの話が 全て残された人間のためにあるものだと知る

ありとあらゆる社会的な人間の営みがあっけなく感じる 食べること、寝ること、生きること それだけが全てなのに 誰かを妬むこと、自分を大きく見せること、誰かを騙すこと、自分や人を傷つけること、殺めたりすること 恋や愛を感じること なんと高等動物の営みだろう なんと生きる上では不要な、あっけないことだろう

がんの痛みがひどくなってからは 尊厳死を望んでお医者さんにも伝えていたらしい 今の日本じゃ違法なんですよっていなされたらしいけど それくらい痛みが辛かったんだよね

ばぁばとママはじっちに入院させてしまいごめんねと繰り返して じっちは涙を流した 毎日顔を見にくるからと伝えると 何度も頷いた それが最後の会話になった

その場に居合わせられなかったこと、入院を止められなかったこと、後悔しても後悔し切れない

人生は死ぬまでの暇つぶし ある意味ではそうかもしれない 死ぬまでに私はどれだけ多くのことを感じ、残せるかな 仕事なんて人生における暇つぶしのひとつでしかないのに 選択を間違えてしまった 私には家族が幸せでいること以上に大切なことはなかったのに

心に大きな穴が空いて 考えれば考えるほど涙が出る 思考は悲しみを回避するのか じっちのことじゃないことを考えたり 一般論を考え始める

写真を見返して、思い出しては涙が出る 口数こそ少ないが、誰より家族を思い 見守ってくれた

私が挨拶せずに家を後にすると わざわざ電話をかけてきた 何も言わずに帰るんじゃないって ごめんごめんなんて言ったけど 私も本当は帰りたくなかったから じゃあねバイバイってずっとうまく言えなかった 多分、ずっとバイバイって言えない

ついこないだまで一緒にクロスワードパズルをしていたのに

どうかじっちが痛みや苦しみから解放されていますように 笑っていますように

ありがとう おやすみ 大好きだよ

あなたの自慢の孫娘より

つらいこと

婚約者が海外赴任すること 婚姻届を書いて、向こうのご家族に挨拶をして 両家顔合わせをしなくちゃならないこと 海外赴任に伴って人生初の一人暮らしをしなくちゃならないこと 一人暮らしのために引っ越ししなくちゃならないこと

異動になって仕事を覚えなくてはいけない事 毎日心がなくなるほど忙しいこと 親会社に出向になり、居場所がないこと 毎日会社で心臓がギュッとなるほど緊張すること

昔の恋人に似た人が新しい職場にいること 嫌な思い出が蘇ってしまうこと

じっちが末期がんの痛みを緩和するためにモルヒネ治療を始めた事

全部全部全部つらい なんでいっぺんに私の人生にやってくるの?

ブラッシュアップライフみたいに 人によって死にやすい時期が異なるのなら 私の28歳はつらいイベントがたくさん起こる時期なの?

踏ん張り切れる自信はないけど 逃げ道はもうない やるしかないから、許されないから 人生は続くから

WALKMAN

20230211 WEAVER LAST LIVE @LINE CUBE 渋谷

高校生の頃、オレンジ色のウォークマンを持っていた イヤフォンもオレンジ色 どこに行くにも必ず持っていて なるべく音楽を聴いていた 今日はどの曲を聴こうか どのアーティストの曲を聴こうか カチカチ選んでから自転車に乗っていた あの時間が好きだった

川口春奈ちゃんがヘッドホンして踊るCMやけに眩しく見えて、刺さってしまった 1番ライブに行ったバンドはWEAVERだと思う スマホの辞書登録WEAVERはまだ健在で 杉くんがお金がなくてシンセサイザーが買えないって書いてたブログまだあるのかな 

何度生まれ変わっても 手を繋ぎたいだけの愛だから

何度聴いても鳥肌が立つ 何万回聴いたんだろう

心の中に誰にも見せない部屋があったとして その部屋の床はWEAVERでできていると思う 過去の思い出が全て本になっていたら 1番輝く本を開くとWEAVERの曲がかかると思う

WEAVERへの気持ちは恋じゃないけど あの当時の私ができる最大限の愛だったと思う 集めたCDやサインはまだ実家に飾ってある

ラストライブ東京で最後の力を振り絞って燦々と輝くようなステージを見て チャットモンチーの完結ライブを思い出した 最後のロックチューンをたたみかける彼女たちのように 今日の3人は燃え尽きるように、燃やし尽くすように演奏していた

いつの日か、WEAVERが好きだということを他人に話しづらくなった WEAVERの活躍云々ではなく、単に私の中でWEAVERが心の部屋の大部分を占めるようになり 好きだと教えることが まるで心の部屋を開放するようで 恥ずかしくて言えなくなってしまった 同時にライブからも自動的に足が遠のいた

なんて繊細な人なんだろう 杉本雄治という天才はいつのまにか考えてきたトーク内容を処理するかのごとく話しているようにも見えた 紡がれる言葉の美しさはまるで拗らせすぎた内面の裏返しのようで 自分を見ているようだった

最後の最後まで少しでも歌詞を間違えたらやり直す姿勢に なんて不器用な人たちなんだろうと思った 解散について悔しさありつつ向き合っている姿に 信頼できる人たちだと思った

世界で一番きれいな景色は 世界で一番のあなたのいるここだよ

エモーショナルな気持ちになって 人生とかいう大仰なタイトルのプレイリストを作ってしまった

べーちゃんの四半世紀誕生祭ライブ もう10年前なんだね

ありがとうWEAVER

本当におつかれさまでした

WEAVER